【外道連合集会について】
【vol.15】Break the Enemyの裏事情の続き。
1991年。ドラムのチカが脱退し、マサカズの友人のウスネが加入。
この頃、万引チョコレイト主催のライブ『外道連合集会』を開催することにした。
毎回(・・・と言っても2回で終わったが)、宇都宮のハードコアバンドの曲を収録したオムニバステープを無料配布した。
このテープはvol.1 と vol.2 の2種類がある。
ただ単に配布するだけではつまらないので、毎回(・・・と言っても2回で終わったが)1本だけ『ハズレ』を作って、標準仕様のテープに混ぜて配った。
ハズレくじが誰に当たるかわからない・・・というワクワク感を(オレが個人的に)楽しむ為だけにやっていたことだが、たしか、外道連合集会vol.2の時のハズレは東京から来てくれた IDORA に渡ってしまったと、風の便りで聞いた(いやはや面目ない)。
この外道連合集会までが万引チョコレイトの第1期となる。
外道連合集会の音源は、このジャケットからもある程度、想像がつくとは思うが、中身も含めて全体的に雑なつくりとなっている。
あらためて聴いてみると、盛大なヒスノイズの沼に曲達がどっぷり浸っている。
泥水の中で探し物をするような気分で自分達の曲を聴くと、無駄にもったいつけた演出が鼻につく。
こりゃ、今さら聴きかえしても誰も幸せにならないだろうと思い『超時空硬核』への収録は見送ったが、正解だったと思う。